上長からの仕事を断る覚悟と勇気
基本的に上長からの仕事を断る事はしない私ではありますが、
断る覚悟と勇気が必要だと痛感した出来事がありました。
この事業所で仕事をするのも残り数日間。
年度末までに終えるよう、この数ヶ月上長から鬼のように投げられる案件の数々。
それらをこなしつつセールス業務をこなす私の業務量は他から見ても
異常な量だったようです・・・
そしてそれらの案件も終了の目処が立ち、月末に向けたセールス活動へ
集中するべく自分のタスクスケジュールを組み始めた私。
ただ、私にとって気がかりだったのは、
現在私がこなしているセールス業務の引き継ぎが一向に進まない事でした・・・
その理由は後任が決まらない事にあったのですが、
それらに対して上長に相談するも、はぐらかされる始末。
サブセールスとして私のサポートをしてくれているSさんを
セールスに昇格させるという案もあったのですが、
Sさんはあくまでセールスのサポート業務としての位置付けを希望している為、
私が抱える業務の数々は一向に引き継がれないままでした・・・
正直、この事業所を去る私にとっては上長がこのような態度であれば、
真剣に引き継ぎ業務に取り組む必要はないのです。
困るのはこの事業所の営業活動に支障が出るだけであって、
その責任は上長に委ねられます。
とはいえ、さすがにこのままで異動する事に躊躇いを感じた私は
数日前に引継ぎに対しての最終確認をしました。
上長の返答は、取り急ぎサブセールスのSさんへ引き継いで貰いたいとの事・・・
私は内心「少しは自分の手足を動かそうという気はないのか?」と
この上長へ改めて不信感を持ちましたが、働くのは残り数日間ですので、
飲み込む事にしました。
そして迎えた昨日。
この日から月末に向け、大量の料金作成と大量のプラン作成を引き継ぐべく、
私は引継ぎ業務へ専念する覚悟で出社しました。
ところが出社してメールBOXを開くと、またもやこの上長からの
雑務の依頼が入っていました。
驚いた事にその業務は本来上長がやるべき案件であり、
そもそもやる必要性すらもないように感じるモノです・・・
数日前に引継ぎに対する合意を図り、業務過多の月末に
全ての業務の引継ぎ指示を出しておいてこの有り様・・・
さすがの私も少しキレそうになり、
すかさず上長へ異議申し立てをしました。
私の勤務が残り数日間である事、その数日間で一連のセールス業務を
引き継がなければならず、他の業務に時間を割く時間的な猶予はない事。
加えてこの手の業務案件を投げる場合、私以外のマネージャーへ
お願いしたい事をお伝えしました。
この一件の本質は自分にとってどの仕事に集中するか?
その為にはたとえ上長からの業務依頼であっても断る覚悟と勇気が必要である事を
改めて学びました。
時間は有限ですので、この会社にとって有益な仕事に自分の時間を
有効活用する為には必要な措置であったと私は感じてます。
加えて上長も、もう少し自分の手足を動かす意識を持って頂きたいと思います・・・
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